「グルテンフリーのラーメンって、一体どんなラーメンなの?」そう疑問に思ったことはないだろうか。ラーメンの麺といえば小麦粉が定番だが、実は米粉や玄米、こんにゃくで作られた「グルテンフリー麺」を使ったラーメンが、じわじわと広がりを見せている。
グルテンフリーラーメンとは、小麦に含まれるタンパク質「グルテン」を使用しない麺で作られたラーメンのこと。欧米では一般的な食の選択肢として定着しており、日本でも対応店舗が増加中だ。ただし、全国でもわずか30店舗ほどしかないのが現状で、どこで食べられるのか情報を探すのは意外と難しい。
この記事では、グルテンフリーラーメンの基礎知識から、2026年1月時点の最新店舗情報まで徹底的にまとめた。「グルテンフリーラーメンって何?」という疑問を持つすべての人に向けた完全ガイドだ。
この記事でわかること
- グルテンフリーラーメンとは何か、通常のラーメンとの違い
- 米粉麺・玄米麺・こんにゃく麺など、グルテンフリー麺の種類と特徴
- 東京・大阪・全国のグルテンフリーラーメン対応店舗一覧
- 自宅で楽しめる市販のグルテンフリーラーメン情報
グルテンフリーラーメンとは?小麦を使わないラーメンの新潮流

グルテンとは何か
グルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質の一種だ。小麦粉に水を加えてこねると、「グリアジン」と「グルテニン」という2種類のタンパク質が絡み合い、粘り気と弾力のある「グルテン」が形成される。パンのもちもち感、うどんのコシ、ラーメンの麺のシコシコ感は、すべてこのグルテンによるものだ。
つまり、グルテンフリーラーメンとは、このグルテンを含まない原材料で作られた麺を使用したラーメンのことを指す。小麦粉の代わりに、米粉、玄米粉、こんにゃく、緑豆春雨などが使われる。
なぜグルテンフリーラーメンが注目されているのか
グルテンフリー食品が注目されるようになった背景には、欧米での食文化の影響がある。アメリカやヨーロッパでは、グルテンを避ける食生活が一つのライフスタイルとして定着しており、レストランやスーパーでグルテンフリー表示を見かけることは珍しくない。
日本のラーメン店が海外進出する際、「グルテンフリーのオプションはあるか?」という問い合わせが頻繁にあるという。ボストンで人気ラーメン店「Tsurumen Davis」を営む大西益央氏も、この問い合わせの多さからグルテンフリーラーメンの開発に取り組んだ一人だ。
通常のラーメンとの違い
グルテンフリーラーメンと通常のラーメンの最大の違いは、当然ながら麺の原材料だ。通常のラーメン麺は小麦粉、かん水、塩、水で作られるが、グルテンフリー麺は米粉やでんぷんを主原料とする。
| 項目 | 通常のラーメン麺 | グルテンフリー麺 |
|---|---|---|
| 主原料 | 小麦粉 | 米粉・玄米粉・でんぷん等 |
| 食感 | コシが強い・シコシコ | もちもち・つるつる |
| 色味 | 黄色〜白 | 白〜半透明 |
| スープとの相性 | 万能 | あっさり系と相性◎ |
グルテンフリーラーメンの課題「醤油問題」
実は、グルテンフリーラーメンを作る上で最も難しいのは麺だけではない。醤油にも小麦が使われているのだ。一般的な醤油は、大豆と小麦を発酵させて作られる。そのため、完全なグルテンフリーラーメンを提供するには、小麦を使用しない「たまり醤油」や塩ダレを使う必要がある。
さらに、麺を茹でる際にも注意が必要だ。通常の小麦麺と同じ鍋でグルテンフリー麺を茹でると、茹で汁を通じてグルテンが付着してしまう。専門店では専用の鍋を用意して調理することが求められる。
「麺だけグルテンフリー」と「完全グルテンフリー」の違い
グルテンフリーラーメンを提供する店舗には、大きく分けて2つのタイプがある。
- 麺だけグルテンフリー:麺を米粉麺などに変更できるが、スープやタレには小麦が含まれる場合がある
- 完全グルテンフリー:麺、スープ、タレ、具材すべてに小麦を使用していない
訪問前には、どちらのタイプの店舗なのか確認することをおすすめする。特に小麦アレルギーの方は、「麺だけグルテンフリー」の店舗では対応できない可能性があるため注意が必要だ。
グルテンフリー麺の種類と特徴を徹底比較
米粉麺:最もポピュラーなグルテンフリー麺
米粉麺は、グルテンフリー麺の中で最もポピュラーな存在だ。白米を粉砕した米粉を主原料とし、つなぎにでんぷんや増粘剤を加えて麺状に成形する。ベトナムのフォーや中国のビーフンも米粉麺の一種であり、アジア圏では古くから親しまれてきた。
米粉麺の特徴は、つるつるとした喉ごしともちもちとした食感。小麦麺のようなコシはやや弱いが、あっさりとしたスープとの相性は抜群だ。塩ラーメンや柚子塩ラーメンなど、透明感のあるスープによく合う。
グルテンフリーラーメン専門店「GF RAMEN LAB」を運営するケンミン食品は、実はビーフンの国内最大手メーカー。創業75年以上のビーフン製造ノウハウを活かし、ラーメン向けの米粉麺を開発した。小麦麺に近い「コシ」と「風味」を実現するまでに、数年の開発期間を要したという。
玄米麺:栄養価と食感を両立
玄米麺は、精白していない玄米を原料とした麺だ。白米よりも外皮(ぬか層)が残っているため、独特の香ばしさとしっかりとした食感が特徴。色味はやや茶色がかっており、見た目でも通常の麺との違いがわかりやすい。
東京の人気店「ソラノイロ」では、島根県雲南市「宮内舎」の農薬・化学肥料不使用の玄米麺を使用している。+200〜400円で通常の小麦麺から玄米麺に変更でき、もちもちとした食感が楽しめる。
こんにゃく麺:独自の食感
こんにゃく麺は、こんにゃく芋由来の原料で作られた麺だ。半透明でプルプルとした独特の食感があり、あっさりとしたスープによく合う。人気ラーメン店「AFURI」では、柚子塩ラーメンにこんにゃく麺を選べるオプションがある。
ただし、こんにゃく麺は小麦麺とは全く異なる食感のため、「ラーメンを食べた満足感」という点では好みが分かれる。さっぱりとした食べ心地を求める人にはおすすめだ。
緑豆春雨:熊本の太平燕スタイル
緑豆春雨は、緑豆のでんぷんから作られた細い麺だ。熊本のご当地グルメ「太平燕(たいぴいえん)」に使われることで知られる。新横浜ラーメン博物館では、かつて熊本ラーメン「こむらさき」が緑豆春雨を使った「こむらさき風 太平燕」を提供していた。
緑豆春雨は非常に細く、つるつるとした食感が特徴。ただし、ラーメンの麺としては細すぎるため、「麺を食べている」という感覚はやや薄い。
各麺の比較まとめ
| 麺の種類 | 食感 | おすすめスープ | 満足度 |
|---|---|---|---|
| 米粉麺 | もちもち・つるつる | 塩・醤油・味噌 | ★★★★☆ |
| 玄米麺 | もちもち・香ばしい | 塩・味噌 | ★★★★☆ |
| こんにゃく麺 | プルプル・さっぱり | 柚子塩・あっさり系 | ★★★☆☆ |
| 緑豆春雨 | つるつる・細い | とんこつ・野菜 | ★★☆☆☆ |
グルテンフリー麺の製造の難しさ
グルテンフリー麺の製造は、実は非常に難しい。小麦麺は、グルテンの粘り気と弾力によって麺の形状を保つことができる。しかし、グルテンを含まない米粉麺は、切れやすく、伸びやすいという課題がある。
この課題を克服するため、製麺メーカー各社は増粘剤(キサンタンガム、アルギン酸エステルなど)を添加したり、超微粉末の米粉を使用したりと、様々な工夫を凝らしている。ケンミン食品の「GF RAMEN LAB」では、押出し製法による角麺を開発し、小麦麺に近いコシを実現した。
【東京】グルテンフリーラーメンが食べられる店舗一覧
ソラノイロ NIPPON(東京駅)
ソラノイロ NIPPONは、東京駅一番街「東京ラーメンストリート」にある人気店。日本で初めてグルテンフリーラーメンをグランドメニューに取り入れたパイオニア的存在だ。
通常の小麦麺を+400円で玄米麺に変更可能。島根県雲南市「宮内舎」の農薬・化学肥料不使用の玄米麺を使用しており、もちもちとした食感が楽しめる。「塩らーめん」「ベジソバ」など、グルテンフリー対応メニューが充実している。
- 住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F(東京ラーメンストリート内)
- 電話番号:03-3211-7555
- 営業時間:9:00〜23:00(L.O.22:30)
- 定休日:年中無休(施設休館日を除く)
- 座席数:26席
- アクセス:JR東京駅八重洲地下街直結
- 支払い方法:現金、電子マネー(交通系のみ)
- グルテンフリー対応:玄米麺への変更(+400円)
- 公式サイト:https://soranoiro-vege.com/
- Googleマップ:地図を見る
麺匠 真武咲弥 渋谷店
麺匠 真武咲弥(しんぶさきや)は、渋谷で本格的なグルテンフリーラーメンが楽しめる店舗。「炙りGF玄米麺(味噌)」(1,600円〜)をはじめ、玄米麺を使ったメニューが充実している。
サイドメニューにも「GF&VEGAN餃子」(700円)、「GFフライドポテト」(400円)など、グルテンフリー対応メニューが揃っており、麺以外も安心して注文できる。
- 住所:東京都渋谷区道玄坂2-10-3
- 電話番号:03-6416-3778
- 営業時間:平日〜翌5:00、週末〜翌7:00(※変動あり、要確認)
- 定休日:不定休
- 座席数:1階・2階にカウンター席、テーブル席あり
- アクセス:京王井の頭線 神泉駅から徒歩約3分、渋谷駅から徒歩約7分
- グルテンフリー対応:玄米麺メニューあり
- 公式サイト:https://samurai-noodle.jp/
- Googleマップ:地図を見る
AFURI 恵比寿店
AFURI(阿夫利)は、柚子塩ラーメンで知られる人気チェーン店。恵比寿店をはじめ、複数店舗でグルテンフリー対応を行っている。こんにゃく麺への変更が可能で、さっぱりとした柚子塩スープとの相性は抜群だ。
透明感のあるスープに、プルプルとしたこんにゃく麺が浮かぶ姿は、通常のラーメンとは一味違った美しさがある。
- 住所:東京都渋谷区恵比寿1-1-7 117ビル 1F
- 電話番号:03-5795-0750
- 営業時間:11:00〜翌5:00
- 定休日:無休
- 座席数:18席(カウンター席)
- アクセス:東京メトロ日比谷線 恵比寿駅 西口から徒歩3分
- 支払い方法:完全キャッシュレス決済
- グルテンフリー対応:こんにゃく麺への変更可能
- 公式X:@afuri_fineramen
- Googleマップ:地図を見る
東京ヴィーガンラーメンセンター(原宿)
東京ヴィーガンラーメンセンターは、原宿・明治通り沿いにある100%ビーガン食の専門店。動物性食材を一切使用しておらず、グルテンフリー対応メニューも用意されている。野菜たっぷりのヴィーガン創作和食が楽しめる。
- 住所:東京都渋谷区神宮前3-23-8 小嶋ビル 2F
- 営業時間:要確認(公式SNSで最新情報をチェック)
- 定休日:要確認
- アクセス:東京メトロ 明治神宮前〈原宿〉駅から徒歩約5分、ラフォーレ原宿近く
- グルテンフリー対応:米粉麺への変更可能
- 主なメニュー:MISO RAMEN(京都白味噌)3,480円、UMAMI SHIITAKE SOBA 3,480円など
- 公式Instagram:@tokyo.vegan.ramen.center
- Googleマップ:地図を見る
※100%ヴィーガン対応。ラーメン、そば、お好み焼きなども提供。
東京のグルテンフリーラーメン店舗一覧
| 店舗名 | エリア | 麺の種類 | 追加料金 |
|---|---|---|---|
| ソラノイロ NIPPON | 東京駅 | 玄米麺 | +400円 |
| 麺匠 真武咲弥 | 渋谷 | 玄米麺 | メニュー価格 |
| AFURI | 恵比寿ほか | こんにゃく麺 | 要確認 |
| T’sたんたん | 東京駅・上野 | 要確認 | 要確認 |
| Noodle Stand Tokyo | 原宿 | グルテンフリー麺 | 夜限定 |
【関西】大阪・神戸・京都のグルテンフリーラーメン店舗
健民ダイニング/GF RAMEN LAB(神戸)
健民ダイニングは、ビーフンの国内最大手メーカー「ケンミン食品」が運営する直営レストラン。2025年12月1日、創業30周年を機に「グルテンフリー中華」専門店として全面リニューアルオープンした。
米醤油、米粉、米油、米粉中華麺を使用し、小麦を一切使わない本格中国料理を提供。「ビーフン」「本格中国料理」「小麦不使用」を軸に、身体にやさしい料理を追求している。
また、2025年大阪・関西万博で累計6万杯以上を売り上げた「GF RAMEN LAB」のメニューも、健民ダイニング店舗にて不定期で限定提供されている。万博で話題となったグルテンフリーラーメンを神戸で味わえる貴重な機会だ。
- 住所:兵庫県神戸市中央区海岸通5-1-1 ケンミン食品本社ビル1F
- 電話番号:078-366-3039
- 営業時間:【ランチ】11:30〜14:30(L.O.14:00)/【ディナー】17:00〜21:00(L.O.20:00)
- 定休日:毎週水曜日・木曜日
- アクセス:地下鉄海岸線 みなと元町駅から徒歩2分/阪急 花隈駅から徒歩4分
- 駐車場:あり(本社ビル西側、国道2号線から入場)
- グルテンフリー対応:全メニューが小麦不使用
- 公式サイト:https://www.k-dining.jp/
- GF RAMEN LAB:不定期で限定営業(最新情報は公式SNSで確認)
- Googleマップ:地図を見る
※2025年12月リニューアル。万博で人気だったGFラーメンも限定提供あり。
2025年大阪・関西万博に出店した「GF RAMEN LAB」は、来店者数9万人以上、累計販売数6万杯以上という大成功を収めた。万博終了後、そのノウハウとメニューは神戸の「健民ダイニング」に引き継がれ、グルテンフリー中華の常設店として新たなスタートを切っている。
グルテンフリー塩ラーメン専門店 RYU-Gu龍旗信(堺市)
RYU-Gu龍旗信は、2025年2月に堺市にオープンしたグルテンフリーラーメン専門店。日本で最初の塩ラーメン専門店として知られる「龍旗信」が手がけた新業態だ。
すべてのメニューが小麦不使用で、麺は米粉を95%配合した自家製生麺を使用。完全野菜100%の「VEGAN&GLUTEN FREE塩ラーメン」や「トマトのぺペロン油そば」など、サイドメニューを含めすべてがグルテンフリーという徹底した専門店だ。
- 住所:大阪府堺市西区浜寺石津町西2-7-6
- 営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:30)/ 17:30〜21:00(L.O.20:45)
- 定休日:火曜日
- 座席数:カウンター12席
- アクセス:南海本線 石津川駅から徒歩約5分(石津川交差点近く、海岸通り沿い)
- 駐車場:あり
- グルテンフリー対応:全メニューがグルテンフリー(米粉95%自家製麺)
- 公式サイト:http://www.ryukishin.com/
- Googleマップ:地図を見る
※2025年2月1日オープン。塩ラーメン、つけ麺、担々麺、油そばなど多彩なメニュー。
ニューラーメンショップ オリジン(神戸)
ニューラーメンショップ オリジンは、神戸市中央卸売市場内にある2021年オープンの店舗。埼玉県の「ニューラーメンショップ主水」で修行した店主が開いた店で、関西では珍しい「ラーショ」系のラーメンが楽しめる。
朝9時から行列ができる人気店で、市場内という立地から早朝営業を行っている。グルテンフリー対応については要確認。
関西エリアの店舗一覧
| 店舗名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| 健民ダイニング/GF RAMEN LAB | 神戸市中央区 | グルテンフリー中華専門店、GFラーメン不定期提供 |
| RYU-Gu龍旗信 | 大阪府堺市 | 全メニューグルテンフリー |
| CHABUTON | 大阪市内 | ヴィーガンラーメンあり |
関西でグルテンフリーラーメンを探すコツ
関西エリアは東京に比べてグルテンフリーラーメン対応店舗が少ないのが現状だ。専門店以外では、ヴィーガンラーメンを提供する店舗がグルテンフリー対応していることも多いため、「ヴィーガン ラーメン 大阪」などで検索すると見つかりやすい。
【その他地域】全国のグルテンフリーラーメン対応店舗
新横浜ラーメン博物館の取り組み
新横浜ラーメン博物館は、2016年からグルテンフリーラーメンの提供を開始した先駆的な施設だ。「日本の食文化としてのラーメンを世界に広める」という使命のもと、ベジタブルラーメンやムスリムフレンドリーラーメンなど、様々な食の制限に対応したラーメン開発に取り組んできた。
かつては館内の複数店舗でグルテンフリーラーメンを提供していたが、2026年1月現在、グルテンフリーラーメンを提供している店舗はない。今後の復活に期待したい。
北海道・東北エリアの状況
北海道・東北エリアでは、グルテンフリーラーメン専門店は非常に少ない。ヴィーガン対応店舗やオーガニック志向の店舗が、グルテンフリー麺を扱っている場合がある。訪問前に各店舗に確認することをおすすめする。
九州エリアの状況
とんこつラーメンの本場・九州でも、グルテンフリーラーメン対応店舗は限られている。福岡市の薬院エリアにあるヴィーガン対応店舗などが候補となる。
全国チェーン店の対応状況
大手ラーメンチェーンのグルテンフリー対応状況は以下の通りだ。
| チェーン名 | 国内対応 | 備考 |
|---|---|---|
| 一風堂 | 一部店舗 | 海外店舗中心、プラントベース対応あり |
| 一蘭 | なし | 100%とんこつ不使用ラーメンあり |
| AFURI | あり | こんにゃく麺変更可能 |
| 幸楽苑 | なし | – |
| 日高屋 | なし | – |
グルテンフリーラーメン店舗を探す方法
全国のグルテンフリーラーメン対応店舗を探すには、以下のサイトが便利だ。
- Vegewel(vegewel.com):ヴィーガン・グルテンフリー対応レストラン検索サイト
- グルテンフリーガイド(glutenfree.empacede.co.jp):グルテンフリー麺を提供する店舗リスト
- Googleマップ:「グルテンフリー ラーメン ○○(地名)」で検索
- グルテンフリー大辞典(ashiya-obentofesta.com/):グルテンフリーのポータルサイト
グルテンフリーラーメンを食べるときの注意点
「麺だけグルテンフリー」に注意
前述の通り、グルテンフリーラーメンには「麺だけグルテンフリー」と「完全グルテンフリー」の2タイプがある。麺だけグルテンフリーの店舗では、スープやタレに小麦由来の醤油が使われていることが多い。
小麦アレルギーの方は、必ず「スープやタレもグルテンフリーか」を確認してから注文しよう。
コンタミネーション(交差汚染)のリスク
コンタミネーションとは、製造過程や調理過程で、意図せず別の原材料が混入することを指す。グルテンフリーラーメンを提供する店舗でも、通常の小麦麺と同じ厨房で調理している場合、以下のリスクがある。
- 同じ鍋で茹でることによる茹で汁からの混入
- 同じ調理器具を使用することによる混入
- 同じスペースで調理することによる飛沫混入
完全にグルテンを避ける必要がある方は、専用の調理器具・鍋を使用しているかを店舗に確認することをおすすめする。
価格は通常のラーメンより高め
グルテンフリーラーメンは、通常のラーメンに比べて価格が高い傾向にある。麺の変更だけで+100〜400円の追加料金がかかることが多く、専門店のメニュー価格も1,500円前後が相場だ。
これは、グルテンフリー麺の原材料コストや、専用の調理設備が必要なことが理由だ。
食感の違いを理解しておく
グルテンフリー麺は、小麦麺とは食感が異なる。小麦麺のようなコシやシコシコ感を期待すると、物足りなく感じることもある。
一方で、米粉麺や玄米麺の「もちもち感」「つるつる感」は、小麦麺にはない魅力だ。「違う麺」として楽しむ心構えで臨むと、より満足度が高まる。
事前予約・事前連絡がおすすめ
グルテンフリーラーメンは、店舗によっては数量限定だったり、事前予約が必要だったりする場合がある。特に専門店以外の店舗では、グルテンフリー麺の在庫がないこともあるため、訪問前に電話やSNSで確認しておくと安心だ。
自宅で楽しむグルテンフリーラーメン【通販・市販品】
GF RAMEN LABのオンラインショップ
大阪・関西万博で累計6万杯以上を売り上げたGF RAMEN LABは、オンラインショップで冷凍・常温のグルテンフリーラーメンを販売している。万博で食べ逃した方も、自宅であの味を楽しめる。
- GF醤油ラーメン:黄金の鶏油醤油スープ
- プラントベースとんこつ風ラーメン:動物性原料不使用
- 鶏清湯のすっきり柚子塩ラーメン:さっぱり系
- 鶏白湯しょうゆラーメン:濃厚系
公式サイト:https://gf-ramen.jp/
小林生麺のグルテンフリーヌードル
小林生麺は、グルテンフリー麺の大手メーカー。スーパーや通販で購入できるグルテンフリーラーメン麺を多数展開している。
- グルテンフリーとんこつラーメン:米粉(国内産)使用
- 無添加グルテンフリーヌードル:米粉(愛知県産)、馬鈴薯でんぷん、食酢のみ
- グルテンフリー人気麺3種セット:ラーメン、うどん、焼きそば
麺や七彩のグルテンフリービーガンラーメン
東京の人気ラーメン店「麺や七彩」は、通販でグルテンフリー・ビーガンラーメンを販売している。九州産のサツマイモと北海道産のジャガイモのでんぷんを原材料にした完全グルテンフリー麺で、化学調味料・動物性原料不使用だ。
スーパーで買えるグルテンフリー麺
最近では、一般のスーパーでもグルテンフリー麺を見かけるようになった。以下のような商品がある。
- ケンミン 米粉専家 ラーメン:ビーフンメーカーの米粉麺
- 石川製麺 米粉ラーメン:富山県産コシヒカリ使用
- イオン トップバリュ グルテンフリーパスタ:ラーメン風にアレンジ可能
自宅調理のポイント
グルテンフリー麺を自宅で調理する際のポイントは以下の通り。
- 茹で時間を守る:米粉麺は茹ですぎると切れやすくなる
- 湯切りは優しく:小麦麺より柔らかいため、強く振らない
- スープは別に温める:麺とスープを別々に準備すると失敗しにくい
- 醤油に注意:完全グルテンフリーにするなら、たまり醤油を使用
よくある質問:グルテンフリーラーメンQ&A
Q1. グルテンフリーラーメンは美味しい?
小麦麺とは異なる美味しさがある。 米粉麺や玄米麺は「もちもち」「つるつる」とした食感が特徴で、あっさりしたスープとの相性は抜群だ。「小麦麺の代わり」ではなく「別の麺料理」として楽しむと、その美味しさがより理解できる。
Q2. グルテンフリーラーメンはどこで食べられる?
全国で約30店舗ほど。 東京が最も多く、大阪・神戸にも専門店がある。大手チェーンではAFURIがこんにゃく麺対応、一風堂が海外店舗中心にプラントベース対応を行っている。最新情報はVegewelなどの検索サイトで確認を。
Q3. グルテンフリー麺の原材料は?
米粉、玄米粉、こんにゃく、緑豆春雨など。 最もポピュラーなのは米粉麺で、つなぎにでんぷんや増粘剤を使用している。玄米麺は香ばしさともちもち感が特徴。こんにゃく麺はプルプルとした独特の食感がある。
Q4. 小麦アレルギーでも食べられる?
店舗による。 「麺だけグルテンフリー」の店舗では、スープやタレに小麦が含まれている場合がある。完全グルテンフリーの専門店(GF RAMEN LAB、RYU-Gu龍旗信など)なら安心だが、必ず事前に確認を。
グルテンフリー専門家であり、みちのり弁当とみちのり亭を経営しているnacoさんのブログ「こもれび」が参考になるのでオススメです。
Q5. グルテンフリーラーメンの価格相場は?
通常のラーメンより高め。 麺の変更だけで+100〜400円の追加料金がかかることが多い。専門店のメニュー価格は1,500〜1,800円程度が相場。原材料コストや専用設備の必要性が価格に反映されている。
Q6. 通販で買えるグルテンフリーラーメンは?
複数のメーカーが販売。 GF RAMEN LAB、小林生麺、麺や七彩などがオンラインショップで販売している。冷凍・常温の商品があり、自宅で本格的なグルテンフリーラーメンを楽しめる。
Q7. ラーメン以外のグルテンフリー麺料理は?
うどん、そば風、パスタなど。 同じ米粉やでんぷんを原料としたグルテンフリー麺で、うどんやパスタも作られている。ベトナムのフォーや中国のビーフンも、元々グルテンフリーの米粉麺だ。
Q8. グルテンフリーラーメンを提供する店舗は増えている?
じわじわと増加中。 2016年に新横浜ラーメン博物館が提供を開始して以降、対応店舗は増えている。2025年の大阪・関西万博でGF RAMEN LABが大ヒットしたことで、今後さらに増加することが期待される。
グルテンフリーラーメンの歴史と今後の展望
日本におけるグルテンフリーラーメンの歴史
日本でグルテンフリーラーメンが注目され始めたのは、2010年代後半からだ。2016年に新横浜ラーメン博物館がグルテンフリーラーメンの提供を開始したことが、一つの転機となった。当時、館内の「ドイツ・無垢ツヴァイテ」「熊本・こむらさき」「八ちゃんラーメン」などの店舗が、米粉麺や緑豆春雨を使ったメニューを提供した。
その後、2017年頃から東京を中心に対応店舗が増え始め、「ソラノイロ」が日本で初めてグランドメニューにグルテンフリーラーメンを導入。この流れは徐々に全国に広がりつつある。
海外からの逆輸入トレンド
興味深いのは、日本のグルテンフリーラーメンが海外からの逆輸入という側面を持つ点だ。欧米に進出した日本のラーメン店が、現地の需要に応えてグルテンフリー対応を開始。そのノウハウが日本に持ち帰られ、国内でも提供されるようになった。
一風堂が海外店舗でプラントベース・グルテンフリー対応を進めているのも、この流れの一環だ。今後、海外での成功事例が日本国内の店舗展開にも影響を与える可能性がある。
2025年大阪・関西万博の影響と健民ダイニングへの継承
2025年の大阪・関西万博に出店した「GF RAMEN LAB」の成功は、グルテンフリーラーメン業界に大きなインパクトを与えた。来店者数9万人以上、累計販売数6万杯以上という実績は、グルテンフリーラーメンに対する潜在的な需要の高さを証明した。
万博終了後、GF RAMEN LABのノウハウとメニューは神戸の「健民ダイニング」に引き継がれた。2025年12月、ケンミン食品直営の健民ダイニングが「グルテンフリー中華専門店」として全面リニューアルオープン。GF RAMEN LABのラーメンも不定期で限定提供されている。この成功に触発されて、新たにグルテンフリー対応を始める店舗が増えることが期待される。
今後の展望
グルテンフリーラーメンは、まだ「ニッチな市場」ではあるが、着実に成長している。今後期待されるのは以下の動きだ。
- 大手チェーンの本格参入:一風堂、一蘭などが国内でもグルテンフリー対応を本格化する可能性
- 製麺技術の進化:より小麦麺に近い食感のグルテンフリー麺の開発
- 価格の低下:需要増加に伴う原材料コストの低下
- 専門店の増加:GF RAMEN LAB、RYU-Gu龍旗信に続く専門店の登場
「グルテンフリーでも美味しいラーメンが食べたい」という声に応える店舗が、今後ますます増えていくことだろう。
まとめ:グルテンフリーラーメンは「新しいラーメン」の選択肢
グルテンフリーラーメンは、小麦を使わない麺で作られた新しいラーメンのスタイルだ。この記事のポイントをおさらいしよう。
- グルテンフリーラーメンとは、小麦に含まれる「グルテン」を使用しない麺で作られたラーメン
- 麺の種類は米粉麺、玄米麺、こんにゃく麺、緑豆春雨など。それぞれ食感が異なる
- 東京にはソラノイロ NIPPON、AFURI、麺匠 真武咲弥など複数の対応店舗あり
- 関西には健民ダイニング/GF RAMEN LAB(神戸)、RYU-Gu龍旗信(堺市)など専門店が登場
- 全国で対応店舗は約30店舗ほどと少ないが、じわじわと増加中
- 「麺だけグルテンフリー」と「完全グルテンフリー」の2タイプがあり、注意が必要
- 通販でも購入可能。GF RAMEN LAB、小林生麺などが販売
- 価格は通常のラーメンより高め(+100〜400円、専門店は1,500円〜)
グルテンフリーラーメンは、「小麦麺の代わり」ではなく「新しいラーメンの選択肢」として捉えるのがおすすめだ。米粉麺のもちもち感、玄米麺の香ばしさは、小麦麺にはない魅力がある。
2025年の大阪・関西万博でGF RAMEN LABが大ヒットしたように、グルテンフリーラーメンへの注目度は年々高まっている。今後、対応店舗がさらに増えることが期待される。気になった方は、ぜひ一度試してみてほしい。きっと、ラーメンの新しい可能性に出会えるはずだ。

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