近江道家 メニュー完全ガイド|滋賀初・王道家直系の家系ラーメンを徹底解説

近江道家【王道家直系】

滋賀県に「本物の家系ラーメン」がやってきた。2024年4月13日、彦根市にオープンした「近江道家(おうみどうや)」は、千葉県の名店王道家で修行を積んだ小林秀一郎氏が開いた王道家直系の家系ラーメン店だ。食べログ3.50、オープン初日から行列ができる人気ぶりで、滋賀のラーメンシーンに衝撃を与えた。しかも店主の前職は不動産業界20年のサラリーマン——脱サラして王道家に弟子入りし、一度は断られながらも諦めずに修行の機会を掴んだ異色の経歴の持ち主だ。

この記事では、近江道家に行く前に知っておきたい情報を徹底的にまとめた。

  • 全メニュー・価格一覧(ラーメン・トッピング・サイドメニュー)
  • タッチパネル券売機でのお好みコール注文方法
  • 燻製チャーシューと「無限にんにく」の秘密
  • 店主・小林秀一郎の修行歴と王道家直系としての系譜
目次

近江道家とは|滋賀県初・王道家直系の家系ラーメン店の全貌

「王道家直系」が滋賀に初上陸した衝撃

近江道家2024年4月13日、滋賀県彦根市の商業施設「nonoHana南彦根」内にオープンした家系ラーメン店だ。最大の特徴は、千葉県の名店「王道家」から正式に暖簾分けを受けた王道家直系のグループ店であること。滋賀県には秀吉家(守山市)や一魂家などの家系ラーメン店は存在したが、吉村家→王道家の正統な系譜を受け継ぐ王道家直系店は近江道家が滋賀初進出だ。オープン初日から長い行列ができ、「本格横浜家系が滋賀に殴り込み」とYahoo!ニュースでも紹介されるほどの注目を集めた。

店名「近江道家」に込められた意味

「近江道家」という店名は、2つの要素から成り立っている。「近江」は滋賀県の旧国名「近江国(おうみのくに)」から取られたもの。琵琶湖を擁する近江の国は、古くから交通の要衝として栄えた土地だ。一方の「道家」は、師匠である王道家の「道」の字を受け継いだ屋号。王道家グループには神道家(野田市)や我道家(大阪・天理)など、「道」の字を冠する店舗が複数存在する。つまり「近江道家」とは「近江の地で王道家の道を継ぐ店」という意味が込められているのだ。

食べログ3.50・オープン半年でこの評価は驚異的

近江道家の評価は、オープンからまだ日が浅いにもかかわらず高い水準を記録している。食べログ3.50(口コミ100件超)は、2024年オープンの新店としては驚異的なスコアだ。ラーメンデータベースでも88.677点を獲得しており、レビュアーからは「ガチの家系ラーメン店」「関西で本格家系が食べられる貴重な存在」と評されている。開業わずか1年足らずでこの数字を叩き出しているのは、王道家直系の看板に恥じない実力の証だ。

JR南彦根駅から徒歩圏内・広大な駐車場完備

近江道家はJR東海道本線「南彦根駅」東口から徒歩約8分の場所に位置する。大型商業施設ビバシティ彦根の道路を挟んだ向かい側にあるnonoHana南彦根というテナントビル内だ。駐車場はnonoHana南彦根の共同駐車場が利用でき、スペースが広大なため駐車場で困ることはほぼない。車でのアクセスが便利な立地で、名神高速・彦根ICからも車で約15分だ。

📍 Googleマップ: 近江道家の場所を確認する

彦根経済新聞・Yahoo!ニュースでも特集された注目店

近江道家はオープン直後からメディアの注目を集めた。彦根経済新聞は開店1ヶ月後に詳細な取材記事を掲載し、店主の経歴や修行の様子を紹介。Yahoo!ニュースではラーメンライターTAR-KUN氏が「本格横浜家系が滋賀に殴り込み!早くも行列ができる期待の新店が誕生!」と題した記事を執筆した。滋賀県の地域情報サイト「ホンデシガ」「おでかけmoa」でも特集が組まれ、地元の期待の大きさがうかがえる。

近江道家の全メニュー・価格一覧|ラーメンからサイドメニューまで完全網羅

ラーメンメニューと価格

近江道家のメニューは豚骨醤油ラーメン一本勝負。つけ麺や味噌ラーメンはなく、家系の王道を貫くスタイルだ。メインとなる「ラーメン(並)」は900円。ここにトッピングが全部のせされた最上位メニュー「王道スペシャル」が1,100円で、自家製チャーシュー2枚・海苔5枚・ほうれん草・味玉が盛られた贅沢な一杯だ。

メニュー 価格(税込)
ラーメン(並) 900円
王道スペシャル(並) 1,100円
中盛 +100円
大盛 +200円

「王道スペシャル」は初回訪問の最適解

王道スペシャルは近江道家の最上位メニューであり、レビューでも最も注文率が高い一杯だ。自家製燻製チャーシュー2枚海苔5枚ほうれん草(季節により小松菜)、味玉1個がすべて盛られた「全のせ」仕様。単品でトッピングを追加するよりもお得な価格設定になっている。初訪問なら迷わず王道スペシャルを注文し、近江道家の全力を体験するのがおすすめだ。グルメサイトnoodlers.jpのレビューでも「ガツンとくる豚骨に醤油感が立ってめちゃくちゃうまい」と絶賛されている。

麺量は並・中盛・大盛の3段階

近江道家の麺量は並・中盛(+100円)・大盛(+200円)の3段階から選べる。稲葉家など一部の王道家グループ店では大盛りの設定がないが、近江道家は大盛まで対応しているのが嬉しいポイント。ただし、家系ラーメンは濃厚なスープが特徴のため、初回は並で注文してスープとの相性を把握し、2回目以降に中盛や大盛を試すのが賢い楽しみ方だ。

ライスとサイドメニュー

家系ラーメンにライスは必須——近江道家の店主自身がSNSで「家系ラーメンにはライス必須!」と発信しているほどだ。ライス100円半ライス70円とリーズナブル。さらに半たまご丼(150円)も用意されており、ふわふわの卵と海苔が乗った絶品ミニ丼として人気を集めている。スープを吸わせた海苔でライスを巻いて食べる「海苔巻きライス」は、家系ラーメンの醍醐味。ぜひライスと一緒に注文しよう。

サイドメニュー 価格
ライス 100円
半ライス 70円
半たまご丼 150円

2025年の新メニュー「油そば」にも注目

近江道家は2025年に新メニューとして「油そば」の提供を開始した。王道家直系ながら呼び戻しスープを使わない「禁断の一杯」として話題になっている。モチモチの太麺に濃厚な黄身が絡み、サイコロ型にカットされた燻製チャーシューがゴロゴロと乗る。レビューでは「近江道家のチャーシューがラーメンチャーシューで一番美味しい」とまで評されるほどの完成度。追い飯(残ったタレにライスを投入)も可能で、最後の一粒まで楽しめる。

トッピング&卓上調味料ガイド|「無限にんにく」の中毒性がすごい

トッピング全一覧と価格

近江道家のトッピングはシンプルながら家系の定番をしっかり押さえた構成だ。特筆すべきはすべて100円均一というわかりやすい価格設定。味玉、海苔増し、ほうれん草増し、キャベツがそれぞれ100円で追加できる。ネギ系トッピングも充実しており、白ネギ辛ネギ薬味ネギと3種類が用意されている。

トッピング 価格
味付け玉子 100円
海苔増し(+5枚) 100円
ほうれん草増し 100円
キャベツ 100円
白ネギ 有料
辛ネギ 有料
薬味ネギ 有料

※価格は時期により変動する可能性があります。最新価格は店頭の券売機でご確認ください。

「無限にんにく」は近江道家最大の中毒ポイント

近江道家の口コミで最も頻繁に登場するキーワードが「無限にんにく」だ。卓上に設置された刻みにんにく無料で食べ放題という太っ腹なサービスで、レビュアーからは「中毒者続出」「3杯食べた」と熱狂的に支持されている。おでかけmoaの口コミでは「しょっぱ旨スープと無限にんにくのタッグは反則級」と表現されるほど。濃厚な豚骨醤油スープとにんにくの相性は言うまでもなく最高で、ライスの上にのせてマヨネーズと合わせる「にんにくマヨライス」も裏技として人気だ。

🍜 ラーメン通の豆知識
「無限にんにく」は多くの家系ラーメン店で定番の卓上サービスだが、近江道家のにんにくは「粒が大きく風味が強い」と評判。匂いが気になる方のためにおろしにんにくではなく刻みにんにくを採用しているのも特徴で、シャキシャキした食感が楽しめる。

卓上調味料で味変を楽しむ

近江道家の卓上には、無限にんにくに加えて複数の調味料が並んでいる。刻みしょうがはスープに爽やかさを加え、濃厚なスープをリフレッシュしてくれる定番の味変アイテム。マヨネーズはライスとの組み合わせで威力を発揮し、ラーメン酢はスープの脂をさっぱりと切ってくれる。胡椒一味唐辛子は辛味を加えたいときに最適で、少量でピリッとしたアクセントになる。まずはそのままの味を楽しみ、半分ほど食べ進めたところで味変を試すのが王道の楽しみ方だ。

季節で変わる青菜にも注目

家系ラーメンの定番具材である青菜について、近江道家は季節によって使い分けているのが特徴だ。10月〜5月はほうれん草5月〜10月は小松菜を使用。夏場のほうれん草は品質が安定しにくいため、小松菜に切り替えることで年間を通して最高の状態の青菜を提供するというこだわりだ。どちらもスープとの相性は抜群で、シャキッとした食感が濃厚なスープの箸休めになる。

海苔の楽しみ方——ライスとの黄金コンビ

近江道家のデフォルトのラーメンには海苔3枚が付いてくる。家系ラーメン通なら知っているだろうが、この海苔の使い方こそ家系の真骨頂だ。海苔をスープに半分ほど浸して醤油スープを吸わせ、その海苔でライスを巻いて食べる。これだけで至福の一口になる。海苔が足りないと感じたら海苔増し(+5枚、100円)を追加しよう。王道スペシャルなら最初から海苔5枚が付いてくるので、海苔巻きライスを存分に楽しめる。

タッチパネル券売機で注文|お好みコールの選び方完全マニュアル

近江道家のハイテク券売機システム

近江道家の注文はタッチパネル式の券売機で行う。入口を入ってすぐの場所に設置されており、画面をタッチしてメニューを選択する方式だ。支払いは現金のみで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済はいずれも非対応なので注意が必要。従来の家系ラーメン店ではボタン式の券売機が多いが、近江道家のタッチパネルは麺の量を選択した後に、お好みコール(麺の硬さ・味の濃さ・油の量)を画面上で設定できる先進的なシステムだ。

お好みコール3項目を徹底解説

近江道家のお好みコールは以下の3項目で構成されている。券売機のタッチパネルで選択するため、口頭で伝える必要がなく初心者でも気軽に好みを設定できるのが嬉しいポイントだ。

📌 お好みコール3項目

項目 選択肢
① 麺の硬さ やわらかめ / ふつう / かため
② 味の濃さ うすめ / ふつう / 濃いめ
③ 油の量 少なめ / ふつう / 多め

初回は「全部ふつう」が正解

初訪問なら迷わず「全部ふつう」(オールデフォルト)で注文しよう。これが店主が想定するベストバランスの一杯だ。近江道家のスープは関西向けにカエシ(醤油ダレ)の主張をやや抑えた仕上がりになっているとされ、「ふつう」でも十分にパンチのある味わいが楽しめる。レビュアーの中には「デフォルトでもかなりガツンとくる」という声もあり、関西の舌に合わせた絶妙な調整がなされている。2回目以降に好みを調整し、自分だけのベスト設定を見つけるのが楽しい。

「かため」で麺のポテンシャルを引き出す

常連に人気の設定が「麺かため」だ。近江道家の麺は王道家特注の中太短麺で、モチモチとした食感が特徴。「かため」で注文するとコシが一段と際立ち、歯応えと弾力が最高潮に達する。スープとの絡みも良くなり、一口ごとに小麦の風味とスープの旨味が同時に押し寄せてくる。ただし、茹で時間が短い分スープの温度で麺が変化しやすいため、提供されたら即食べ始めるのが鉄則だ。

味変のタイミングと順番

近江道家の一杯を最大限に楽しむなら、味変のタイミングにもこだわりたい。おすすめの順番はこうだ。まずはそのまま3〜4口食べてスープの基本の味を把握する。次に無限にんにくを少量投入してパンチを強化。さらに食べ進めたら刻みしょうがでリフレッシュし、最後にお酢を数滴垂らしてさっぱりと〆る。この「4段階味変」で、一杯のラーメンから4つの異なる味わいを引き出せる。

スープ・麺・チャーシューの実力|近江道家のラーメンを徹底分析

豚骨×鶏ガラを継ぎ足しで炊き上げる濃厚スープ

近江道家のスープは豚骨と鶏ガラをベースに、継ぎ足し製法で毎日炊き続けている。肉付きの豚ガラを投入し、約1時間煮込んだ後に取り出し、さらに新たな豚ガラを追加する工程を5〜6回以上繰り返すという手間のかかる製法だ。この工程を経ることで、骨髄からの旨味が幾層にも重なり合い、奥行きのある濃厚なスープに仕上がる。表面には鶏油(チーユ)が適度に浮かび、口に含むと鶏と豚の出汁がしっかりと主張してくる。

関西の舌に寄り添う味づくり

関東の家系ラーメンと比べて、近江道家のスープには独自のチューニングが施されている。Yahoo!ニュースのレビューでは「塩分を関西仕様に抑えている」と分析されており、関東の家系ラーメンに比べて醤油ダレの主張がやや穏やかだという。しかし「控えめ」とは言っても家系ラーメンとしての骨格はしっかりしており、「全然飲みやすい」「予想外に軽やかな口当たりなのに旨味は濃厚」と多くのレビュアーが評している。関西で家系ラーメンになじみのない人でも入りやすい味に仕上がっているのだ。

王道家特注の中太短麺——ツルモチ食感の秘密

近江道家の麺は王道家仕様の特注中太短麺だ。最大の特徴は麺帯がかなり短いこと。一般的なラーメンの麺に比べて短くカットされており、すすった時にスープと一緒に口の中に飛び込んでくるような食感がある。ツルモチと表現される食感は、つるっとした肌のなめらかさと、噛んだ時のモチモチとした弾力が共存するもの。レビュアーからは「シコシコツルツルで歯ごたえの良い太麺が最高」「小麦の風味が心地よい」と評されている。

毎朝窯で焼き上げる自家製燻製チャーシュー

近江道家のチャーシューは、店主・小林氏が毎朝店内の窯で焼き上げるこだわりの自家製だ。燻製焼きのスタイルで、スモーキーな香りが鼻を抜けるのが最大の魅力。丼からはみ出すほどの大判サイズで存在感は抜群だ。王道家グループの多くの店舗が燻製チャーシューを提供しているが、近江道家のチャーシューも「燻製の香りがたまらない」とレビュアーに好評。油そばではサイコロ型にカットされた燻製チャーシューが使われ、「ラーメンチャーシューで一番美味しい」という最高評価も飛び出している。

家系の「三種の神器」——チャーシュー・ほうれん草・海苔

家系ラーメンの基本トッピングであるチャーシュー・ほうれん草(小松菜)・海苔は、近江道家でも標準装備だ。並ラーメンでもチャーシュー1枚・海苔3枚・青菜がきちんと乗っており、家系の基本をしっかり押さえている。王道スペシャルならチャーシューが2枚、海苔が5枚に増量される。特に海苔はスープに浸かるように立てて提供されるのが家系流。スープを吸ってしんなりとした海苔を、ライスと一緒に口に運ぶ瞬間が家系ラーメンの至福の時間だ。

店主・小林秀一郎の経歴|不動産マンから王道家の弟子へ

不動産業界20年のキャリアを捨てた決断

近江道家の店主小林秀一郎(こばやし しゅういちろう)氏は、ラーメン業界では極めて異色の経歴を持つ。約20年間、不動産業界に身を置いたサラリーマンだったのだ。安定したキャリアを積み重ねてきた小林氏だが、心の中では「新しいことにチャレンジしたい」という想いが燻り続けていた。そんな中で出会ったのが、王道家の家系ラーメンだった。その味に衝撃を受け、「この味を自分の手で作りたい」という決意を固める。

清水裕正への弟子入り志願と妻の後押し

小林氏は王道家の社長清水裕正に直接弟子入りを志願した。不動産業界で20年を過ごした40代からの転身は容易な決断ではなかったはずだが、家系ラーメンへの情熱が小林氏を突き動かした。その熱意が清水に認められ、修行の許可を得る。妻の麻耶さんも小林氏の挑戦を全面的に支え、背中を押してくれたという。この夫婦二人三脚の決断がなければ、近江道家は生まれていなかったかもしれない。

王道家本店での半年間の住み込み修行

修行の許可を得た小林氏は、茨城県取手市の王道家本店半年間の住み込み修行に臨んだ。スープの炊き方、醤油ダレの配合、鶏油の仕込み方、燻製チャーシューの焼き方——家系ラーメンの根幹をなす技術を清水裕正の指導のもとみっちりと学んだ。不動産業界とはまったく異なるラーメンの世界で、朝から晩まで寸胴と向き合う日々。しかしこの半年間で身につけた技術が、近江道家の一杯一杯の礎となっている。

夫婦で切り盛りする「地域に愛される店」

近江道家は小林秀一郎氏と妻・麻耶さんの夫婦で切り盛りしている。彦根経済新聞の取材に対し、小林氏は「地域で愛される店を目指す」と語っており、単なるラーメン店ではなく地域に根差した存在になることを目標に掲げている。おでかけmoaでは「イケメン店主」と紹介され、丁寧で溌剌とした接客も高く評価されている。女性客の来店も多く、小林氏自身が「家系ラーメンは男性客が多いが、女性のお客様にも多くご利用いただいている」と語っているのが印象的だ。

王道家公式YouTubeにも出演

小林氏は王道家の公式YouTubeチャンネルにも出演しており、ラーメンデータベースのレビュアーから「店主さんは王道家公式YouTubeでも見かけた方」と認識されている。王道家グループの中でも清水裕正の「秘蔵っ子」的な存在として期待されており、SNSではInstagram(@ohmidoya)とX(@ohmidoya)を運営。営業情報や新メニューの告知を積極的に発信している。

王道家直系の系譜|吉村家から近江道家へ受け継がれた家系の血統

家系ラーメンの原点・吉村家と王道家の関係

近江道家の味のルーツをたどると、1974年に吉村実が横浜で創業した「吉村家」に行き着く。家系ラーメンの総本山と呼ばれる吉村家で修行した清水裕正2003年に千葉県柏市で王道家を開業。その後2011年に自家製麺への切り替えを機に吉村家から破門(直系離脱)するが、独自の路線で全国に直系店・プロデュース店を展開し、家系ラーメン界で最も影響力のあるグループの一つに成長した。近江道家はこの王道家で修行を積んだ小林氏が開業した店であり、系譜は「吉村家→王道家→近江道家」という正統な血脈だ。

📅 近江道家に至る系譜の年表

  • 1974年:吉村実が横浜に吉村家を創業。家系ラーメンの歴史が始まる
  • 2003年:清水裕正が千葉県柏市に王道家をオープン(吉村家直系)
  • 2011年:王道家が自家製麺に切り替え、吉村家から直系離脱
  • 2024年4月:小林秀一郎が滋賀県彦根市に近江道家をオープン(王道家直系として滋賀初出店)

王道家グループにおける近江道家の位置づけ

王道家グループは複数の店舗形態を持っている。柏・取手の王道家本店を頂点に、修行を積んだ弟子が独立したグループ店(直系店)として神道家(野田)・とらきち家(横浜)・たつ家(宇都宮)・稲葉家(岐阜)・クックら(相模原)など、プロデュース契約の直伝店としてとの丸家我道家などが名を連ねる。近江道家は店頭で「王道家直系」を掲げており、王道家本店で正式に修行を完了した上での独立であることから、グループ店に分類される存在だ。

滋賀県で「本物の家系」が希少だった理由

滋賀県には一魂家(彦根・米原・甲賀)や秀吉家(守山)といった家系ラーメン店は存在したが、吉村家や王道家の系譜に連なる「本物の家系」は皆無だった。その理由は、家系ラーメンの発祥地・横浜から地理的に遠いことに加え、関西圏では豚骨醤油よりも醤油系や豚骨系が主流だったことが大きい。近江道家の登場は、滋賀のラーメンファンにとって「わざわざ関東まで行かなくても王道家の味が楽しめる」という画期的な出来事だったのだ。

岐阜の稲葉家と並ぶ「王道家の西方最前線」

王道家グループの店舗は関東地方に集中しているが、西日本にもいくつかの拠点が存在する。岐阜の稲葉家、大阪・天理の我道家、そして滋賀の近江道家だ。中でも近江道家は2024年開業の最も新しい店舗であり、王道家グループの勢力が関西方面にさらに拡大していることを象徴する存在。稲葉家が東海地方に「本物の家系」を持ち込んだように、近江道家は滋賀・関西圏への橋頭保としての役割を担っている。

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滋賀のラーメンシーンにおける近江道家の存在意義

滋賀県のラーメン文化は独自の進化を遂げてきた。彦根市にはラーメンにっこうの「湖国ブラック」や、ちゃんぽん亭総本家の「近江ちゃんぽん」といったご当地系が根付いている。その中に横浜家系という「関東の文化」を持ち込んだ近江道家は、当初は異端の存在だったかもしれない。しかし開業からわずか半年で食べログ3.50を獲得し、多くのブロガーから「地元で推すラーメン屋の筆頭候補」と評されるまでになった。近江道家は、滋賀のラーメンシーンに新たなジャンルを切り拓いた存在だ。

営業時間・アクセス・行列攻略法|近江道家に行く前に知っておくこと

所在地と駐車場情報

近江道家は滋賀県彦根市高宮町1320-6 nonoHana南彦根に位置する。大型商業施設ビバシティ彦根4車線道路を挟んだ向かい側にある商業テナントnonoHana南彦根の中だ。駐車場はnonoHana南彦根の共同駐車場を利用でき、スペースが広大なため駐車場難民になることはほぼないとのこと。車での来店が基本の立地だが、最寄り駅のJR南彦根駅東口から徒歩約8分でもアクセス可能だ。

📌 近江道家 基本情報

住所 滋賀県彦根市高宮町1320-6 nonoHana南彦根
電話 0749-41-2393
営業時間 月・木〜日 10:45-15:00・17:30-20:30 / 火 10:45-15:00(昼のみ)
定休日 水曜日
席数 14席(カウンター10席+テーブル4席)
支払い 現金のみ(タッチパネル式券売機)
駐車場 nonoHana南彦根 共同駐車場(広大)
最寄り駅 JR南彦根駅 東口 徒歩約8分
開業日 2024年4月13日
Googleマップ 地図を見る

営業時間と定休日の注意点

近江道家の営業時間は曜日によって異なるので要注意だ。月・木・金・土・日曜日は昼10:45〜15:00、夜17:30〜20:30の二部制。ただし火曜日は昼営業のみ(10:45〜15:00)で夜は休みとなる。定休日は毎週水曜日だ。注目すべきは開店時間が10:45と、一般的なラーメン店の11時よりも早い点。朝ラーメンとまではいかないが、午前中から本格家系が食べられるのは嬉しいポイント。なお、スープ切れで早仕舞いすることもあるため、確実に食べたいなら早めの来店をおすすめする。

行列の現状と待ち時間の目安

近江道家は開業当初から行列が絶えない人気店だ。オープン初日は開店前から1時間以上の行列ができ、プレオープン時には開店15分前に約30名が並んだとの報告もある。席数がわずか14席と小規模なため、ランチタイムのピーク(12:00〜13:00)は中待ちや外待ちが発生することもある。

🍜 行列を避けるコツ
あるレビュアーは12:30頃に到着し行列なしで入店できたとの報告あり。ランチタイムのピークを少し外した13時前後が狙い目だ。夜の部なら開店直後の17:30がベスト。くれぐれも現金を多めに持参するのを忘れずに——券売機は現金のみだ。

ビバシティ彦根を目印にすれば迷わない

初めて車で訪問する場合は、大型ショッピングモール「ビバシティ彦根」を目印にするとわかりやすい。ビバシティ彦根の大きな4車線道路を挟んだ向かい側にnonoHana南彦根がある。名神高速・彦根ICからは車で約15分。店舗は全席禁煙で、車いす・ベビーカー対応となっており、ファミリーでの来店も安心だ。

まとめ:近江道家は滋賀で「王道家の味」を体感できる唯一の直系店

近江道家のメニューと魅力を、最後に振り返ろう。

  • 王道家直系の暖簾分け店。滋賀県で唯一の王道家グループ
  • メインメニューは豚骨醤油ラーメン一本勝負。並900円、王道スペシャル1,100円
  • 毎朝窯で焼き上げる燻製チャーシューと「無限にんにく」が最大の中毒ポイント
  • 麺は並・中盛・大盛の3段階。王道家特注の中太短麺でツルモチ食感
  • お好みコールはタッチパネル券売機で3項目を設定。初回は「全部ふつう」推奨
  • 店主・小林秀一郎氏は不動産業界20年から転身。王道家で半年間住み込み修行
  • 食べログ3.50、ラーメンDB88.677点。2024年開業の新店でこの評価は驚異的
  • 2025年には油そばも新たに提供開始。進化を続ける注目店

吉村家→王道家→近江道家と受け継がれてきた家系の系譜。その正統な一杯が、琵琶湖の国・近江の地で毎日炊き上げられている。滋賀で「本物の家系ラーメンとは何か」を知りたければ、答えは一つ——彦根市高宮町の近江道家に行くことだ。

現金を多めに握りしめて、ビバシティ彦根の向かいを目指そう。

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